こんにちは!kawaii転職のうさり(@kawaii_tenshoku)です。
それに、まだ転職先が見つかっていない、療養が必要で転職活動ができない、だけど今の仕事場ではもう働きたくない(働けない)と困っている方も少なくありません。
本当ならすぐに退職したいけれど、そうすると収入を失うことになり、生活が困窮してしまう可能性があるなかでは、なかなか思い切った決断はできません。
けれど、そんなときこそ活躍するのが、国の公的な給付金である「傷病手当金」と「失業手当(=失業保険・失業給付金)です!

当記事では、公的な給付金とは何なのか、受け取るための条件や手順(流れ)、注意するポイントなどを詳しく丁寧にお伝えしていきます♡
傷病手当金・失業手当・社会保険給付金ってなあに?

まずは退職する際に、あなたが受け取れる可能性のある給付には、どんなものがあるのか知っておきましょう♡
もしかしたら、耳にしたことがある名称もあるかも?
- 傷病手当金
- 失業手当(=失業保険、雇用保険の失業給付)
- 社会保険給付金
それぞれの言葉の説明をする前に、上記を正しく理解するために、まずは簡単に「社会保険」とは何なのか説明をしておきますね。
●「社会保険」とは?
健康保険(医療保険)、厚生年金保険(年金保険)、介護保険、雇用保険、労災保険の総称のこと!
国が設けた制度で、わたしたち日本国民は会社員であっても、個人事業主であっても、加入している保険です(厳密にいうと個人事業主は雇用保険・労災保険は適用外)。
あなたが会社員として、会社に雇用されて働いているのであれば、社会保険には加入しているはずですよ。
社会保険の中には、上記の通りさまざま保険がありますが、当記事が注目するのは、なかでも退職に伴う給付を受け取れる可能性がある「健康保険と雇用保険」です♡
- 健康保険に含まれる「傷病手当金」
- 雇用保険に含まれる「失業手当」「再就職手当」
健康保険と雇用保険は、条件を満たしている場合、上記の給付金を受けることができます。
それでは、社会保険の基礎がさらっと分かったところで、「傷病手当金」「失業手当」「社会保険給付金」という言葉について、それぞれ紹介していきますね。
「再就職手当」は失業手当に絡んでくる給付金なので、失業手当のところで一緒に解説しちゃいます。
傷病手当金とは、ケガや病気で働けない期間に受けられる給付

傷病手当金とは、ケガや病気(うつ病など精神疾患も含む)によって、働くことができない期間に受けられる給付のことです。
受け取れる期間は、最大で18ヶ月。
受け取れる金額は、退職前12ヶ月の給与(額面)の平均65%です。
失業手当とは、就職困難者が受けられる給付

失業手当(失業保険や失業給付金とも呼ぶ)とは、就職できる状態にあるが失業中の方が受けられる給付のことです。
自己都合退職・会社都合退職どちらも最大3ヶ月、給付を受けることが可能です。
ただし「就職困難者」である場合には、受け取れる期間は、最大で10ヶ月(45歳以上は最大12ヶ月)まで延長されます。
受け取れる金額は、退職前12ヶ月の給与(額面)の平均60%です。
当記事では、最大10ヶ月(45歳以上は最大12ヶ月)受け取るための手順を紹介していくので、最後まで記事を読み進めてみてくださいね。
再就職手当とは?
「再就職先」が決定した際に、もらえる可能性のあるお金のことです。
本来受け取ることができた給付日数の残日数に合わせて、失業手当を全額もらった場合の60%程度を再就職手当として受け取ることができます。
社会保険給付金とは、健康保険・雇用保険から受ける給付の総称

社会保険給付金とは、健康保険や雇用保険からもらえる可能性があるお金を総称した言葉です!
つまり失業手当や傷病手当金、さらには再就職手当などを含む、健康保険や雇用保険から受け取れるお金のことです。
ちなみに「社会保険給付金」は、国が正式に決めている名称ではありません。
たまに「社会保険給付金制度」という言葉を耳にすることもあるかもしれませんが、それらは社会保険の給付支援を行う会社が名付けた名称であり、実際にそういった制度が法的に存在しているわけではないので注意しましょうね。
結論、退職をする際にもらえる可能性のあるお金の総称が「社会保険給付金(=健康保険と雇用保険)」と認識しておけば大丈夫です!
失業手当(失業保険)を最大2年受け取れるって本当?

わたしのお友だちから、こんな質問を受けたので回答しておきます。
失業手当を受け取るにあたって、とっても大切なことなので、さらっと目を通しておいてくださいね。
結論、「傷病手当金の受給期間」と「失業手当(失業保険)の受給期間」を合わせることで、最大2年程度の給付金を受け取ることが可能です。
それそれの手当の受給期間は以下の通り。
- 傷病手当金:最大18ヶ月支給
- 失業手当:最大10ヶ月支給(45歳以上は最大12ヶ月)
つまり……、
45歳未満の方:18ヶ月+10ヶ月=28ヶ月(2年4ヶ月)
45歳以上の方:18ヶ月+12ヶ月=30ヶ月(2年6ヶ月)
と、いずれも最大で2年程度の期間、給付金を受け取ることができるのです。
たまにWebやSNSで「最大2年」という言葉を目にすると思いますが、つまるところ「傷病手当金の最大受給期間」と「失業手当の最大受給期間」を足したものである、ということを覚えておきましょう!
もちろん、状況によって受け取れる期間は変わってきますから、あなたが必ず2年程度もらえるとは限りません。
あくまで「最大値」のお話なので、その点は注意しておきましょうね。
社会給付金制度なら200万円以上の給付を受けられるって本当?

巨額を受け取れる仕組みについて理解しないまま、あなたが怪しい有料コンサルタントについていってしまわないように、解説しておきます。
大きな金額に目が眩んで、気づいたら詐欺にあっていた、国に嘘をついて給付を受けてしまった、なんて事態には絶対にならないようにしましょう!!
たまにWebやSNSを見ていると、「社会保険給付金制度を活用すれば〜」といった謳い文句の記事や広告を見かけることがあると思います。
大前提、社会保険給付金制度という法的な制度は存在していません。社会保険給付をサポートするサービスを行う会社が分かりやすく、そう名付けているだけなので、誤解しないよう注意してくださいね。
(もちろん、社会保険給付を会社がお手伝いするサービス自体は、社会保険労務士や弁護士が関わっているなら適法ですので、安心してください♡)
さて、では「200万円以上の給付が受け取れる」など、巨額の給付金を受け取れることを、ほのめかす記事やSNS投稿を見ることがあると思いますが、本当に200万も受け取れるのでしょうか……?
答えは、場合によっては「YES」です!

傷病手当金と失業手当(失業保険)の受給金額を合算させることで、数百万円の給付金を受け取れる可能性はあります。
それぞれの手当の受給金額は以下の通り。
- 傷病手当金:退職前12ヶ月の給与(額面)の平均65%を支給
- 失業手当:退職前6ヶ月前給与(額面)の平均60%を支給
あなたがいくらの給与を受け取っていたか、によっては受給できる額は変わってきますが、大体60%〜65%の金額をそれぞれ受け取ることができます。

そして、大体60%〜65%の金額を受け取ることができる期間は、それぞれ最大で以下の通り。
- 傷病手当金:最大18ヶ月支給
- 失業手当:最大10ヶ月支給(45歳以上は最大12ヶ月)
つまり……、
(あなたの給与(額面)×18ヶ月)+(あなたの給与(額面)×10ヶ月or12ヶ月)=?
と計算することで、あなたが受け取れる最大の給付金額を計算することができます。
最大値を足してみると、3桁の給付金額に到達する方は多いんじゃないかなと思います。
上記の理屈により、「200万円受け取れます!」「300万円受け取れます!」といった謳い文句が生まれていることを理解しておきましょう。
大きな金額につられて、変な有料コンサルタントには引っかからないようにしてくださいね……!
傷病手当金・失業手当(社会保険給付金)を受け取る条件と手順は?

結論、給付金を受け取るためには、自ら申請をする必要があります!
自動的に適用されたり、会社がやってくれたりするわけではなく、あなた自身で給付を受けるための手続きをしなければなりません……!
「面倒くさいなぁ」と思ってしまう方もいるかもしれませんが、生活をしていくうえでお金はとっても大事!

傷病手当金と失業手当(失業保険)を合わせれば、最大で2年程度も給付を受け取れる可能性もありますし、「知らなかった」で済ましてしまうのは勿体ありません!
とくに失業手当は、通常なら「受給期間は最大3ヶ月」のところ、「最大10ヶ月〜12ヶ月」まで伸ばせる可能性もありますから、安寧した生活基盤を手に入れて、落ち着いて再就職への準備期間にあてられるように活用していきましょう♡
「転職活動できる状態じゃない」「心身の回復が先……!」など、お仕事をすることができない状態にある方にとって、お金の問題は深刻です……。
お金の心配があると、焦って判断をしてしまったり、心身が休まらなかったりと、どんどん悪循環にはまってしまうこともあると思います。

「長期的にお金を受け取れる」状態が整うと、スケジュールも立てやすくなりますし、ゆっくり心身を休める時間も取りやすくなるはずですよ。
心身を壊してしまったり、体調が優れない日が続いてしまったりすることこそ、よくありませんから!
傷病手当金・失業手当について、知っているおかげで、安心して「退職」「転職」に踏み切ることもできると思うので、一緒に知識を身につけていきましょうね!
すべて暗記する必要はありませんから、まずはさらっと理解して、必要になった時に振り返れるように、当ページはブックマークしておくと良いかもしれません……♡
それでは受け取るための手順を、お勉強していきましょう〜!
大まかな順序は以下の通り。
- 受給条件を確認しよう
- 退職の準備をはじめよう
- 傷病手当金を受け取ろう
- 失業手当(失業保険)を受け取ろう
特に注意が必要な点は「退職前に必要な申請がある(退職の1ヶ月前から動き出す)こと」と「必ず傷病手当金→失業手当の順番で申請をすること」です。
上記含め一つずつ丁寧に解説していくので、一緒に見ていきましょうね!
手順を間違えてしまうと、給付金を受け取れなくなってしまう可能性もあるので、面倒くさがらずにしっかりチェックです!
受給条件を確認しよう

雇用保険に連続して1年以上加入している必要があります!
ちなみに雇用保険は社員として入社していれば、ほぼ100%加入しているので、今の会社に1年以上在籍しているのであれば条件はクリアしていると思います♡
とはいえ雇用保険に加入しているかどうか分からない方は、契約書に記載があるか確認したり、給与明細を見て保険料が給与から天引きされているかどうかを確認したりしておくと安心ですよ。
退職の準備をはじめよう

受給条件を満たしている(雇用保険に連続して1年以上加入)ことがわかったら、退職準備を進めていきましょう!
具体的には、以下の2つ。
- 退職したい旨を会社に伝える
- 退職届を提出する
まずは会社の人事や上司などに「退職したい」旨をしっかり伝えましょう。口頭で伝える勇気が出ない時は、メールやチャット、電話で伝える方法もありですよ。
わたしも1社目を退職する時は、Slackというチャットツールで伝えましたし、2社目を退職する時には、Teamsというチャットツールのオンライン通話で伝えたくらいです。
あなたが1番伝えやすい方法で、話してみてくださいね♡
▼どうやって伝えようか迷う方は下記記事もご覧くださいませ!
▶︎「退職したくても言い出せない?今すぐ使えるおすすめの辞め方4選&体験談」
さて、退職の申し出が完了したら、退職届を準備しましょう。
Webで「退職届 テンプレート」と検索すると無料でダウンロードできるフォーマットが出てくると思うので、活用してみてください。
注意点!退職日は余裕を持って設定すると吉◎
ここで、注意点です!
退職をする前に「傷病手当金を受け取るための申請」をしなければならないので、退職日は余裕を持って設定しておきましょう。
退職する前に、最低でも1回病院に行って診断書を書いてもらう、3日間連続で会社を休む、という2つの条件をクリアする必要があります。
少なくとも1ヶ月は猶予があった方が落ち着いて進められるかなと思いますが、「病院に行って診断書をもらう&3日連続で休む」さえクリアできればOKなので、スケジュール的に問題なさそうであれば、退職日はいつであっても大丈夫です。
兎にも角にも、傷病手当金は、在職中に上記の対応をしないと受給資格が失われてしまうので注意しておきましょう!
それでは、具体的に傷病手当金を受け取るために必要な手続きの解説へ進んでいきますね。
傷病手当金を受け取ろう パート1

傷病手当金を受け取るためには、以下4つの条件をクリアする必要があります。
とくに、傷病手当金は退職してしまうと申請することができないので、必ず在職中に行いましょう!
- 在職中である
- 在職中に会社を3日以上休む(有給OK)
- 病院に行って受診・診断書を書いてもらう
- 退職日当日は必ずお休みする(有給OK)
傷病手当金とは、傷病によって働けない人への手当です。
怪我や精神疾患(うつ病など)、その他の病など、”働くことができない状況にある人”のための手当なので、「働いていないのに、お金をもらうなんて悪いなぁ…」と後めたさを感じる必要は一切ありませんよ。
そもそも保険料をきちんと払ってきた(給与から天引きされてた)んですから、あなたには傷病手当金を受け取る権利がきちんとあるんです。
だから「いや、まだ頑張れそうだし」「他の人はもっと働いているんだし…」なんて、苦しんでいる自分を見ないフリするのはやめましょうね^^♡

さて、傷病手当金を受け取る決心がついたところで、その受給資格を得るためには「傷病で働けない日が3日以上ある(=会社を3日休む)」ことが必須です!
有給休暇を利用してもOKなので、有給が余っている方は使っちゃいましょう♡
それから受給資格を得るためには、お医者さんからの診断が必要です。心療内科やメンタルクリニックに行って、自分の症状や気持ちを正直に伝えましょう。
わたしも傷病手当金を受け取ったことがあるのですが、当時はメンタルクリニックに通ってお医者さんに、夜眠れない、食欲がない、仕事してると涙が出てきたり、動悸がしてきたりするなど、身に起こっている症状を全部お話ししていきました。
正直なところ、身体は元気だし、仕事を忘れている時間は意外と元気だったりしたので、診断書もらえるのかな……と不安もあったのですが、お医者さんは丁寧に話を聞いてくれる&意図も汲み取ってくれていて、すぐに診断書を出してくれましたよ。
けれどなかには、お医者さんとの相性が悪かったのか、診断がおりないこともあるようです。わたしの友だちも、生理が止まったり、吐いたりした症状があるにも関わらず診断書を書いてくれなかったみたいで……(ひどい!)。
そんな時は、病院を変えて、別のお医者さんに相談してみましょうね。
◆ちなみに!
診断書を書いてもらう際には、原因は「不詳」と書いてもらえると良いです。
なぜなら「職場のストレスが原因」となると労災扱いになってしまうので、申請ができなくなってしまうのです……!
なので、たとえ「職場のストレスが原因である」可能性が高いとしても、不詳としてもらいましょう。
お医者さんでも、上記の件は理解してくれていることが多いので大丈夫かなとは思いますが、診断書を受け取る際には確認しておきましょうね。
さて会社を3日以上休み、診断書も受け取ったら、退職日は必ずお休みしましょう!

荷物整理であっても、出社してしまうと「就労できる状態」だと見做されてしまうため、傷病手当金が受け取れなくなってしまいます……。
有給休暇を利用するのはOKですし、退職日が休日(土日祝など)の場合もOKなので、とにかく退職日に出勤することがないようにしましょう!
傷病手当金を受け取ろう パート2

無事、退職日を迎え「退職が完了」したら傷病手当金を受け取るための最終準備へ進んでいきましょう!あと、もう少しです!
退職したらやることは、以下の2つ。
- 健康保険の切り替えor任意継続をする
- 在職時に加入していた健康保険組合から申請用紙を入手
焦らなくて大丈夫なので、順にクリアにしていきましょう♡
1.健康保険の切り替えor任意継続をする
まずは健康保険の切り替えを行いましょう。
会社で入っていた健康保険から「国民健康保険へ切り替える」または「会社で入っていた健康保険を継続する”任意継続”」いずれかの対応を行います。
退職してから2週間以内の対応が必要となるので、早めに市役所に出向いて相談してみてくださいね。
ちなみに必要な人は、年金の免除申請をすることもできるので、市役所に赴いたついでに、相談してみると良いと思います◎
★おすすめは任意継続!
国民健康保険(通称、国保)のほうが支払う保険料が”多い”ため、会社で加入していた健康保険を任意継続する(最大2年間可能◎)ほうがおすすめです。
わたしも退職した際は、2年間任意継続で保険に加入していました!
在職時に加入していた健康保険組合から申請用紙を入手
さて、健康保険の切り替え手続きが完了したら、いよいよ傷病手当金の申請です!
申請用紙は、加入していた健康保険組合から入手できます。
「協会けんぽ」という保険組合を利用する会社が多いので、もし該当するようなら「協会けんぽ」のHPから申請書をダウンロードすることができるので見てみてください。
「協会けんぽ」以外の場合でも、申請書を受け取ることはできるので、HPに問い合わせをしてみたり、会社に連絡して聞いてみるなどして入手しましょう!

申請書をゲットしたら、申請書に記入をして、保険組合に送付すれば完了です♡
ただし、申請書には、
- 自分が書く欄
- 会社が書く欄
- お医者さんが書く欄
があります。
お医者さんには、通院した際に『傷病手当金を申請したいから書いてください』と伝えて、その場で書いてもらいましょう。
会社には、申請書を郵送して書いてもらえばOKです。無理して会社に出向く必要はないので安心してくださいね。ついでに会社に病名がバレることはないので、ご安心を!
「自分」「会社」「お医者さん」の3つの記載が揃ったら、保険組合に送付しましょう!送付先は各健康保険組合のHPなどに記載されていると思うので確認してみてくださいね。
これで、傷病手当金の手続きは完了です!おつかれさまでした♡
送付から1ヶ月程度で、「支給決定通知書」または「不支給決定通知書」が送られてくるので、ゆっくり待っていましょう!
傷病手当金を受け取ろう パート3

傷病手当金の申請が完了し、無事「支給決定通知書」が届いたら受給がスタートします!
ただし、傷病手当金を継続して受け取るためには、毎月やらなければならないことがあります……!
傷病手当金を受け取り続けるためにやることは以下2つ。
- 1ヶ月に1回は通院すること
- 傷病手当金の受給申請書を保険組合に提出すること
「毎月やらなきゃいけないの!?」って声が聞こえてきます……そう、大変なのですが毎月やる必要があるのです!
なぜなら「傷病で働けない間」もらう手当なので、働ける状態に回復したら支給はもちろん止まります。
なので毎月通院して、傷病の具合の確認と、まだ療養が必要な場合は傷病手当金を受給するための申請書の送付を行うのです(受給される期間は最大で18ヶ月)。
ただ!
2回目以降、申請書を作成する際は「個人が書く欄」と「お医者さんが書く欄」だけ記載すればOKです。会社に書いてもらう箇所は空欄のまま提出して問題ありません。
ちょっとだけ申請書の準備が楽になりますね^^(ほんのちょっとだけど……!)
心身が回復するのはとっても喜ばしいことですから、「もう支給されなくなる…」なんて悲観せず、失業手当もありますから、一歩ずつ前に進んでいきましょうね。
失業手当(失業保険)を受け取ろう パート1

傷病手当金の申請が完了したら、失業手当(失業保険)を申請する準備へ入ります!
まず先に、やっておかねばならないことが、
- ★雇用保険の受給期間延長の申請
です。
失業手当は、退職から1年を経過するともらえなくなってしまいます。
つまり、傷病手当金を受け取っている期間中に、受給資格が失われてしまう可能性があるのです。
それを防ぐために、雇用保険の受給期間延長の申請を必ず行いましょう!
注意点!受給期間の延長申請は退職1〜2カ月以内!
ここで、注意点!
受給期間の延長申請は、退職してから1〜2ヶ月以内に行わなければなりません……が、退職日の32日以降から出ないと受け付けてもらえません(厄介!)。
つまるところ、退職から32日が経過したら、なるはやで(涙)ハローワークに行って雇用保険の受給期間延長の申請を行いましょう!
慌ただしいですが、これで退職から1年を経過しても受給資格を失わないので大丈夫です♡
失業手当(失業保険)を受け取ろう パート2

傷病が回復して働ける状態になったら、受け取れるのが「失業手当(失業保険)です!
失業手当を受け取るための手順は、以下の通り。
- ハローワークに行って、受給期間延長申請を解除
- 失業手当の給付を受けるための申請書を準備
- 申請書をハローワークに提出
まずは受給期間延長申請の会場を行いましょう。ハローワークに行って、受付でその旨を伝えれば大丈夫です。
ーーと同時に、失業手当を受け取るために欠かせない傷病証明書と就労可能意見書をもらいましょう◎
いずれもお医者さんに書いてもらい必要があるので、通院時に『失業手当を申請するために書いてください』とお願いしてみてくださいね。
お医者さんに申請書を記載してもらったら、そのほか失業手当を受けるために必要な持ち物(印鑑や離職票など ※事前に確認しておこう)を持ってハローワークへ。
その際に、念の為「就職困難者」であることを伝えておくと安心です。
なぜなら通常の失業手当は受給期間が3ヶ月なので、最大10ヶ月(45歳以上は最大12ヶ月)受け取るためには、「就職困難者である」ことが必要だからです。
さて、これで失業手当の申請は完了です!おつかれさまでした♡
失業手当(失業保険)を受け取ろう パート3

失業手当の申請が完了したら、給付がスタートします(最大10ヶ月/45歳以上は最大12ヶ月)!
けれど、ここで重要なのが、失業手当は就職活動期間中に受け取れる手当であるということ。
なので、月に1回はハローワークに行って、就職活動を行いましょう。もちろん、ハローワークと並行して転職エージェントなどを活用して就職先を探すのもOKですよ。
受給資格を得るには月1回ハローワークに通うことが条件なので、それだけは忘れずに。
その後、再就職先が決定したら支給は終了となります。
ですが就職が決まると、「再就職手当」がもらえる可能性がありますよ。
本来受け取ることができた給付日数の残日数に合わせて、失業手当を全額もらった場合の60%程度を再就職手当として受け取ることができるんです。
また職業訓練校に行くと、給付期間が延長されるので、なかなか就職先に巡り会えない方や経験を身につけたい方は検討してみると良いかもしれません。
3ヶ月〜2年程度のものまで、さまざまなプランがあるので、ハローワークの人に聞いてみてくださいね。
きちんと受け取れるか不安な方はプロに代行依頼しよう

傷病手当金は最大18ヶ月、退職前12ヶ月の給与(額面)の平均65%を受け取ることができ、失業手当は最大10ヶ月(45歳以上は12ヶ月)、退職前6ヶ月前給与(額面)の平均60%を受け取ることができる、公的な制度です。
合わせて28ヶ月(最大30ヶ月)給付を受けられる可能性があるので、遠慮せずに申請を行いましょうね(嘘をついて国からお金をもらうのはダメですよ)。
けれど、これまで受け取り方を紹介してきましたが、申請方法はなかなか複雑で手順も多く、「一人できちんと申請できる自信がない」「体調が悪くて自分で動けそうにない」という方もいらっしゃると思います。
そんな時には、思い切って、給付金の受け取りをプロに代行してもらうのがおすすめです。

傷病手当金も、失業手当金も、申請するタイミングを逃してしまったり、申請書を間違えて提出してしまったりすると、給付金が一切受け取れなくなってしまう可能性もありますから、不安が大きい方はプロに代わりに申請してもらった方が安心できるかもしれません。
実際わたしも在職していた頃は、朝の5時から深夜まで仕事をしていた日もあったので、働きながら間違いのないよう頭を使って書類を記入して申請するなんて、絶対できなかったと思います……。
しかもメンタルが辛い時は、目の前が盲目になりがちで、普段なら当たり前にできることでも、時間がかかったり、間違えたりしちゃって、さらにそんな自分を責めるという悪循環にもなりかねません。
なので辛い状況にある方は、費用がかかってしまったとしても、未来の安心を選んで、傷病手当金や失業手当の受け取りをサポートしてくれるサービスを活用してみると良いと思いますよ!
社会保険給付金アシストの活用がおすすめ♡

傷病手当金や失業手当の申請をきちんとできるか心配、手続きをしている気力や体力、時間がないという方は、社会保険給付金アシストを活用してみることをおすすめします。
社会保険給付金アシストは、労働組合が運営する「失業保険と傷病手当金」の申請・受給手続きをサポートするサービスです。
- 全国どこでも対応可能
- 土日祝含め24時間対応可能
- LINE・メールから無料相談できる
- 万が一受給できなかった時の全額返金保証あり
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サービスにかかる費用は、大体給付金の受け取り金額の10%〜15%程度とのこと。
それぞれの状況に応じて金額が変動するため具体的な金額は現時点では分かりませんが、10%〜15%程度であれば、給付金を全額失うようなリスクはないでしょう。
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給付金を受けるときに注意するポイント4つ

給付金を受けるときに注意するポイントを4つ紹介しておきます♡
必ずチェックして誤解のないよう手続きを進めていきましょう〜!
- 給付金を受け取る順序を確認
- 傷病手当金と失業手当は同時に受け取れないよ
- 傷病手当金は退職前に申請する必要がある
- 公務員の場合は失業手当を受け取れない
一つずつ、分かりやすく解説しますね!
給付金を受け取る順序を確認

傷病手当金と失業手当の両方を受け取りたいと考えている方は、必ず「傷病手当金」→「失業手当」の順で申請を行いましょう!
逆の手順では、傷病手当金を受け取ることができないため注意です!
傷病手当金と失業手当は同時に受け取れないよ

傷病手当金と失業手当は、同時に受け取ることはできない、ので注意してくださいね。
一気にお金が支払われるのでもなく、毎月支給される流れになるので覚えておきましょう。
傷病手当金は退職前に申請する必要がある

傷病手当金は、退職した後では申請することができません……!
退職する1ヶ月前くらいから申請の準備を進める必要があるので、先走って退職しないように気をつけましょうね。
公務員の場合は失業手当を受け取れない

失業手当は「公務員」の方は受け取ることができません!
なぜなら公務員の方は、雇用保険には入っていないからです……。
傷病手当金は受け取れるので、安心してくださいね。
絶対注意!悪徳業者に騙されないようにね!

世の中には、悲しいことに「失業保険の受給手当を増額できます!」などと誘う詐欺や悪徳商法も少なくありません。
そういった人たちは、「退職コンサルタントですよ〜」「専門家ですよ〜」と謳いますが、社会保険に関する手続きを行えるのは社会保険労務士の資格を持つ人だけであり、資格のない人が業務を行うのは、違法行為となります。
相談に乗る程度であれば違法行為にはならないのですが、実際に手を動かす(書類を作成したり申請したり)ことはできないので、怪しい人や業者に依頼しないよう、しっかり自分の身は自分で守っていきましょうね!
なので、社会保険の手続きを代行してもらいたい時には、下記点を必ずチェックしましょう!
- 会社のHPを確認して「社会保険労務士」や「弁護士」による監修の有無をチェック
- 公的機関に似た名称のサービスの場合、本当に公的機関と関係があるのかチェック
悪徳業者にお金を取られてしまうことはもちろん、不正受給に巻き込まれてしまうと、あなた自身さらに大きな被害を被る可能性もありますから、口車に乗せられないよう注意しましょうね。
退職を言い出せない時は退職代行サービスもおすすめ

傷病手当金、失業手当の申請を行う前段階では、「退職する」旨を会社に伝えなければなりません。
けれど、上司が怖くてなかなか言えなかったり、取り合ってもらえなかったり、なあには脅されてしまう方もいるかもしれません。
ですが退職は権利であり、第三者に勝手に止められる筋合いはありません!
なので、なかなか退職に進めない方は、退職代行サービスを活用するのも方法の一つだと思いますよ。

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傷病手当金、失業手当(失業保険)は、国から公的に受け取ることができる給付金であり、保険料を支払っているわたしたちには、遠慮せず受け取れる権利あるお金です!
生活をする上でお金はとっても重要ですから、新しい就職先が見つかるまでの間、困窮してしまったり、焦りや不安でパニックになってしまったりしまわないように、受け取っていきましょう♡
ただ受け取るための手順や申請方法は、複雑でかなり面倒くさい……!

だけどね、だからといって「いいや」と諦めてしまわないでほしいです。
安心して暮らすために、ゆっくり心身を休ませるために、マイペースに就職活動ができるように、受け取れるお金は受け取っておくべきだと思います。
合算すると、最大2年程度給付金を受けられる&数百万円の給付金を公的に受け取れる可能性があるので、利用しない手はありません!
■受け取れる期間と金額■
- 傷病手当金:退職前12ヶ月の給与(額面)の平均65%を最大18ヶ月支給
- 失業手当:退職前6ヶ月前給与(額面)の平均60%を最大10ヶ月支給(45歳以上は最大12ヶ月支給)
■受け取るための最低条件■
- 連続して1年以上、雇用保険に加入していること
※公務員の方は失業手当を受け取ることができません(傷病手当金は可能)
■受け取るための重要ポイント■
- 傷病手当金の申請は「在職中」に行う必要がある
- 必ず「傷病手当金」→「失業手当」の順で申請を行う
手続きや申請を間違いなくできる不安、細かい手続きをする気力や体力がなさそう、という方は社会保険給付金アシストを活用して、プロに依頼を代行してもらうのもおすすめですよ。
費用がかかったとしても「申請ができず1円も受け取れなかった」なんて状況になるよりは、お願いした方がずっと生活が楽になるんじゃないかなと思います。
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